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紙の本
最高傑作!
2001/01/26 15:06
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投稿者:すみのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬遼太郎の最高傑作とよべる作品のひとつ。歴史的事実を骨格に人間ドラマという筋肉を付けて行くという歴史小説の王道を行く構成。秋山好古、真之という二人の天才が当時世界最大の軍事国家であるロシアを相手に生涯をかけて戦っていくのですが俳壇に革命をおこした正岡子規との交流も印象に残ります。
物語の舞台が日本を中心にしたアジア、アメリカ、ヨーロッパからアフリカまでひろがり、ここまでスケールが大きい物語にはなかなか出会うことないでしょう。どの章を読んでもこの作品に10年をかけた司馬氏の情熱を感じることができます。読後、日本人として生まれたことを誇りに思えるともに、日本の未来について真剣に考えるようになりました。
描いている年代を考えると、先に「翔ぶが如く」を先に読むことをお勧めします。よりこの時代を感じることができますよ。