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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2000/06/20
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春新書
  • サイズ:18cm/222p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-660110-5
新書

紙の本

「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)

著者 谷岡 一郎 (著)

社会調査についてのきちんとした方法論が認識されていないこの国では、蔓延している「社会調査」の過半数がゴミである。我々はゴミを見分ける目を養い、ゴミを作らないための方法論を...

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「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)

税込 858 7pt

「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ

税込 850 231pt

「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ

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社会調査についてのきちんとした方法論が認識されていないこの国では、蔓延している「社会調査」の過半数がゴミである。我々はゴミを見分ける目を養い、ゴミを作らないための方法論を学ぶ必要がある。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー161件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

「エコ」な知的生産のために

2008/10/12 19:05

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:快適な生活 - この投稿者のレビュー一覧を見る

—世の中の「社会調査」と呼ばれるものの、ほとんど全てはゴミだ—

ひたすらに、それを例示していくのがこの本です。

自分が参加しているサークルで行われる「社会調査」が、いつもいつも、お世辞にも存在を認められるべきものでなかったり、自分が地理学科生であったりすることから、自戒を込めるために読んでみました。これがね、面白いんですよ。

たいへん読みやすいです。新書だから当たり前なんですが、またそういう文体だから当たり前なんですが、それを差し置いても読みやすい。情報の理解のしやすさってゆーのは大切です。

実在した多彩な社会調査を取り上げ、その調査のいい加減さを解説していきます。母集団が少なすぎる…サンプルに偏りがある…他の曜日はどうだったのか…回収率は低すぎないか…図表に演出はないか…

一貫して、認知したら認知した対象について考えてみることと、アプリオリな思考の重要性を説いています。これってもしかしたら、非常に基本的なことを言っているのかもしれませんね。だとしたら、またある意味では、大学生にとって必読かもしれませんね。

ちなみにもう一つ、作中で一貫しているのが、ゴミを撒き散らし続ける存在に対する痛烈な批判。ゴミは新たな、より大きなゴミを生むということです。

先ほどテレビで「世界で魚が流行っていて、この先マグロなんかは日本で食べられなくなってしまうかも!(ええー!?)でも大丈夫!サバからマグロを生み出す技術が開発されたんだぜ!(おおー!)」ってな具合に偉い人が自慢げに述べているのを見ました。こーゆーのを見ると、著者の気持ちがいくらか伝わってくるようです。

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紙の本

思考のレッスン3

2004/09/18 19:44

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:後藤和智 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 意識調査などの調査の類が企業他の広告に大きく掲載されることは少なくないし、また、新聞の見出しに自社の、あるいは外部の社会調査の結果が対処されることも多い。それがニュース性の高いものであればなおさらである。しかし、そのような広告や記事に対しては、その内容を信じ込むよりも、むしろ疑ったほうが正しい姿勢といえる。
 本書の内容は、名著『統計でウソをつく法』(ダレル・ハフ:著、高木秀玄:訳、講談社ブルーバックス、1968年)と大筋で似通ってはいるが、本書は、実際の新聞などの記事からの豊富な引用によって、「社会調査」におけるさまざまなトリックをわかりやすく説明している。
 本書で紹介されている「社会調査」の疑念の一つに、「母集団がわからない」というものがある。例えば、一部の市民運動グループはよく「模擬投票」なるものを行うが、このような「投票」では、そのグループの意見にそぐうような結果が出るようなことが多い。しかし、よくよく考えてみれば、そのような「模擬投票」に参加するのは、そのグループの異見に対して肯定的な意見を持っている人が多いのであって、「模擬投票」の参加者がその主催者が想定している母集団を代表しているとは限らないのである。このような場合もあるので、いくらサンプル数が多くとも、正確な調査であるとは限らないのだ。
 これ以外にも、「サンプル数が少ない」とか「比較の対象がない」とか「サンプルが全体を代表していない」といった多くの問題点が指摘されている。また、サンプリングの問題のほかにも、設問にある種の解答に誘導するような「キャリーオーバー効果」が認められたり、あるいは相関を意図的に作ってしまうようなデータの操作、及びヴィジュアルなどによる印象操作が見られたりする。
 さて、私が社会調査報道に接するときに座右にしている「社会調査」が2つある。
 1つ目は、2001年1月26日付朝日新聞の夕刊の記事。記事の見出しは「いまどきの17歳 他人に厳しく自分に甘く」。この調査は東京都の高校教諭が自分の学校の3年生150人に対して行った「意識調査」なのだが、この調査から《いまどきの17歳》なるものが浮かび上がってくるかは疑問である。なぜでしょう?
 もう一つは、正高信男『ケータイを持ったサル』(中公新書)の第1章。正高氏によると、渋谷の雑踏でルーズソックスをはいた人100人を観察してみると、そのうち98人が靴のかかとをつぶしていたという。また、正高氏が自分でルーズソックスを着用してみると(大爆笑)、靴を履いているという感覚がなくなった。従って、ルーズソックスをはくことは、家の外にいても「家の中」の感覚でいたい、という現代の若年に特有の願望の現われだというが、これっておかしくない?
 これらの「調査」に騙される人は、本書を読んで襟を正すべきだと思う。
 (〈思考のレッスン〉の1はダレル・ハフ『統計でウソをつく法』(講談社ブルーバックス、2は市川伸一『考えることの科学』(中公新書)の書評に掲載してあります。)

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紙の本

基本を押さえないと、その上はないわけで

2001/06/30 14:04

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る

 テレビで時々放映されている道行く人の意見を流しているニュースをみて、絶望することはないだろうか? 明らかにかれらはその質問事項がなんであれ、前もってこれっぽっちも考えたことがないのが明らかだからだ。思いつきか新聞の内容のオウムがえし、それで意見の9割は説明できるだろう。

 それを大規模に調査してなにになるんだという話もあるが、少なくとも調べ方に関する問題があることは確かなわけで、この本をしっかり読みましょう。

 あと、白鳳大学 福岡教授のいいかげんさ(p54〜)、日本の社会調査のダメさ(p110〜)も含めて一読に値する。

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紙の本

研究者、ジャーナリスト志望者は必読です。

2003/05/08 20:12

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Mr.エム - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本の学会は閉鎖的だという指摘があります。外部からよく見えない、オープンなネットワークでない部分があり、そのような誤解を生んでいるのかもしれません。同様に、研究者が提示する論文にも、実証のために使用しているデータやサンプルが明らかにされていない場合が多く、「これ本当?」と疑いたくなるものもあります。本書はこのような無責任な「仕事」をしないための指南書となっており、研究者あるいはジャーナリスト志望の人は必読です。筆者の谷岡一郎氏の言論の自由さは我々がぜひ学ばねばなりません。

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紙の本

「マスコミ人と研究者は必読!」の評は本当だった。

2001/02/13 14:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おぐに - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「マスコミ人と研究者は必読!」と言われ、読んだ。私は前者のほうだ。おもしろい。毒舌だが、説得力がある。

 著者が「ゴミ」と呼ぶ、根拠のない「社会調査」結果を、いくつも記事にした経験を思い出し、「ううう……」とうめきながら、今後は「ゴミ」を増大させないためにも気を付けて記事にしよう(あるいは記事化を見合わせよう)と思った。

 かつてある全国紙の1面に、若い女性のうちかなり多く(数字は忘れたが、6割とか7割とかだったんじゃないだろうか)が「夫婦別姓を選ばない」と答えた、という「調査」記事が掲載されていた。「へええ」と驚いたが、さらにもう一度記事を読んでもっと驚いた。その「調査」は、ある結婚情報誌が実施した読者アンケートだった。
 「結婚情報誌を好んで読む女性」「読者アンケートに答える人」……。そもそも調査対象の母集団に思いっきりバイアスがかかっている。

 こんな調査結果、1面に乗せるなよ。なーんて「目」を養うためにも、これは、情報の送り手側だけでなく、読み手側にとっても必読の書だ。

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紙の本

統計のマジックに騙されないために

2000/10/11 01:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カズ++ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新聞等のマスコミに掲載される社会統計や世論調査の数字を見て、何か胡散臭いものを感じた経験を持つ人は少なくないであろう。同じ事柄に対する報道内容が、新聞によって全く逆であるなど…。
 著者は、そのような「社会調査」を「ゴミ」と言い切っている。意図的、あるいは無意識に流されるゴミに惑わされないためにはどうすればいいか? この本は、そのための貴重なバイブルである。
 序章で「この本は少々過激な内容である」と書かれている通り、ほとんどの議論が、実在する社会調査を実名で紹介・分析・批判する手法で展開されている。大手新聞社であろうと、大学教授であろうと、容赦ない。
それは、読んでいて一種の痛快感さえ覚える。
 もちろん、批判のための批判ではなく、取り上げた社会調査の何処が間違っているのか、なぜ間違っているのか、が分かりやすく説明されている。今まで、有りそうで無かった類の本である。
 アプローチの新鮮さにも注目したい。

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紙の本

「始めに結論あり」で進めるアンケートや新聞記事への批判は正しいが、しかし…

2002/06/07 21:24

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uwasano - この投稿者のレビュー一覧を見る

 犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査論を専門とする学者が、現代に蔓延する社会調査のいかがわしさを暴いた本である。【世の中に蔓延している「社会調査」の過半数はゴミである】と言い切っている著者は、過去の様々な社会調査を実例として挙げ、どのようにゴミが生み出されるかを検証している。
消費税導入や、憲法改正のアンケートで、調査する新聞社によって、結果が大きく変わるのはなぜなのか? 著者は、新聞社による「始めに結論あり」というような調査手法を暴き出し、手厳しく批判している。
 また、アンケートではない新聞記事にしても、産経新聞と朝日新聞のそれぞれの印象操作のテクニック(p78,p79)を紹介し、問題視している。
「ジャンクフード」と「子供の非行」や、「ジーンズやハンバーガー」と「健康への悪い影響」等、「相関関係がある」と言われる調査結果のウソ。「選挙の当落予想というと出てくるH大学のF教授」批判。『買ってはいけない』の著者である渡辺雄二氏や船瀬俊介氏への批判と、バッサバッサと批判のオンパレードである。
 一般に多くの人々は、新聞社や評論家などに、適切な判断を下す存在であることを期待している。しかし、実は彼らは様々な政治的な考えを持ち、自分の思想に合うような議論や結論に持っていくことが多い。そのように、「始めに結論あり」というのは、ゴミ情報の量産に繋がり、危険というわけだ。
 しかし、新聞社や評論家を、ただ事実を伝えるだけの存在ではなく、政治的アクションを起こす積極的存在として見ることも可能である。ジャーナリズムというのは、そういう思想家・運動家のような存在であってほしいと思う。その点で、産経新聞なり朝日新聞なりの新聞社や、前出の科学評論家等が、何らかの主張を持っているというのは、結構な事だと思う。
 実際、数学や理科の分野と違い、社会を科学的に扱うことは難しいと思う。小泉首相の支持率のように、市民の考えは移ろいやすい。社会的なデータなんか気にしない、少数意見でも気にしない、という生き方が正しいと思う。多数派の意見のみに流れてしまう新聞社や評論家などが存在するわけないし、あってはならないだろう。
 ゴミ情報に惑わされないために、正しい情報の共有化を強く訴え、官庁や大学の調査データの公開を強く求めるという建設的意見もある。全く正しいことである。インターネットの時代になり、著者の行う計画が進めば、統計情報等、効率的に運用されるようになり、少しはいい社会になるかもしれない。しかし、最終的にモノをいうのは、統計調査ではなく、政治的な思想を持った個人のリーダーシップだと思う。

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紙の本

デタラメな「社会調査」の害にウンザリ

2001/07/18 05:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 インターネット上の議論の場でも、デタラメな社会調査は大変な害を及ぼしている。ある主張に都合のよい「社会調査」は、デタラメであっても何度も何度も何度も引用され言及され根拠として用いられ、そのたびに「それはデタラメだ」「どこがデタラメだ」というゴミ論争にもつれ込んでゆく。なんという浪費。

 コロッと騙されてしまう人(単なるうかつ者から中高生までいる)を見ていると、本書の第5章「リサーチ・リテラシーのすすめ」に書かれていることが一刻も早く実現されることを望まずにはいられない。

 デタラメを見分ける能力、リサーチ・リテラシーの教育。著者が書いているように、高校や大学にリサーチ・リテラシーを学ぶ場が用意される日が一日でも早く来ることを切望する。

 ま、とにかく、ネットであれこれ議論したりする人はこの本は必読ですね。読みましょう。

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紙の本

調査のウソをあばく

2001/01/22 09:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:dakara - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新聞には毎日のように、「○○調査によると、××%の人が現内閣を支持している」というような社会調査の結果がよく掲載されています。
 しかし、われわれは、その調査がいったいどのようなプロセスを経て行われているのか、ほとんど知りません。
 本書の著者は、そのような「社会調査」の過半数はゴミであるとばっさり切り捨てます。そして、なぜこんなにたくさんのゴミが生まれてしまうのかという問題意識から、きちんとした調査の方法論を身につけること(リサーチ・リテラシー)の重要性を指摘しています。
 やや主張に極端なところがあるような気がしますが、実例が随所に挿入されており、読んでいて飽きません。本書は社会調査をやっている人に、かなりの衝撃を与えた本だと聞いています。一読の価値はあるように思います。

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紙の本

新聞の見方が変わる

2015/11/03 17:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みかみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

社会調査がどんなものなのか、またメディアに載っている社会調査の奇妙な点がわかります。

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紙の本

いい加減な社会調査に気を付けろ。

2001/04/19 18:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナリクン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 デタラメな「社会調査」が世の中を堂々と使われていることに警告した本で共感を覚えます。この本を読んだ後、新聞やテレビなどに載る調査データを見るや「?」と懐疑的になっているはずです。一見、立派で公正な仕事をしているように思える学者・官公庁・新聞社(マスコミ)・シンクタンクなどの調査報告は、得てして、意図的な結論が先にあって、それに沿ったものが作成されているものです。無知な人々は、先の人たちがこんないい加減ことを平気で発表しているとは思わなかったでしょう。筆者の言う「リサーチ・リテラシー(見分ける力)」を身につけて、デタラメな「社会調査」に惑わされないようにしたいものです。

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紙の本

調査する側にも調査結果を読む側にも有益だが,対象をひろげすぎ

2011/04/05 01:53

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は,社会学などの研究者やマスコミなどがよくおこなう 「社会調査」 のおおくはゴミだという. つまり,きちんと計画された調査でなければ,あやまった結論をみちびいてしまう,それなのにおおくの 「社会調査」 はいいかげんにおこなわれている. 著者は 「社会調査」 がおちいりやすいあやまりをつぎつぎに指摘していく. それらの指摘は調査する側にも調査結果を読む側にも有益だろう.

しかし,著者は最後には調査とはいえない新聞の随筆風の記事まで攻撃する. これはいただけない. もうすこしフォーカスをしぼるべきだったのではないかとおもう.また,新聞などの調査に対して,莫大な時間やコストをかけなけばならないような精密な調査を要求している. これも無理難題だろう.

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紙の本

大新聞や学者、研究者の「調査」にはいい加減なものが多い。騙されないためにはどうすればいいか

2001/02/16 15:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:花田紀凱 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 久し振りに胸がスカッとする痛快な本を読んだ。しかもデータがきちんとしているから(当り前のことだが)説得力がある。

 この本を読むと大新聞や学者、研究社の「社会調査」と称するものにいかにインチキなものが多いか、谷岡氏いうところの「ゴミ」が多いかがよくわかる。
 数字やデータに騙されてはいけない。
〈四人の前、元米大統領のうち一番人気があるのはカーター氏で在職中に高人気を維持し続けたレーガン大統領は“並”に転落─米紙ロサンゼルスタイムズの世論調査でこんな結果が出た。四人の前、元大統領のうちだれを支持するかという質問に対し、三五%がカーター氏、二二%がレーガン氏、二〇%がニクソン氏、一〇%がフォード氏と答えた。(朝日新聞一九九一年十一月六日)〉
 世の中のいわゆる「社会調査」の過半数は「ゴミ」である。ゴミ調査に騙されるなと警告する著者の谷岡一郎氏(大阪商業大学教授、学長)によると、この調査も典型的な「ゴミ」だという。
 なぜか?
 この四人の前、元大統領のうちカーターだけが民主党で、残り三人は共和党である。仮に大衆の四割が共和党、四割が民主党、二割が無党派とすると、共和党支持者の票は割れるが、民主党支持者にはカーターしか選択肢がない。この調査でカーターが一位になるのは最初から明らかなのである。

 もう一例。
 〈阪神大震災で被災し、仮設住宅で暮らす人たちの中で「復興から取り残される」と思っている人は七割を超え、震災前に住んでいた地域に「戻りたいが戻れない」と考える人も約六割に達した。神戸市内の仮設住宅の入居者千人に対し、朝日新聞社が昨年十二月に実施した意識調査を踏まえ、うち三百人を追跡調査した─(中略)行政への評価は厳しさを増し、震災後の施策に対して「十分とは思わない」が八割に達した。(朝日新聞一九九六年七月十七日)〉
 この朝日の調査のどこが「ゴミ」か。谷岡氏はこう批判する。
〈今も仮設に残る三百人を追跡したというが千人のうち追跡できたのが三百人だったということではないか。残り七百人のうちの多くは「仮設住宅を出ていった人たち」のはずで、残された三百人が「取り残される」と感じたり、行政の施策が「十分とは思わない」のはむしろ当然である。本来は仮設を出て自立した人たちにも「行政の施策が「十分と思うか否か」尋ねなければあまりに一方的といわれてもしかたない。」〉


 「ゴミ」を減らすために谷岡氏はマスコミに調査を引用する時は最低次の3点のチェックを要望している。
 1何を目的とする調査か(主催者は誰か、仮説は何か)
 2サンプル総数と有効回答数。どう抽出したか。
 3導き出された推論は妥当なものか。
 新聞記者(とくに朝日の)にぜひ読んでほしい本である。 (bk1ブックナビゲーター:花田紀凱/「編集会議」編集長「映画館へ!編集長」 2001.02.18)

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2004/10/02 14:49

投稿元:ブクログ

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2005/01/16 10:04

投稿元:ブクログ

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