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ガーディアン・エンジェル (ハヤカワ・ミステリ文庫 <V・I・ウォーショースキー>シリーズ)
ガーディアン・エンジェル
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紙の本
またしてもおせっかいから事件へ
2002/03/05 23:52
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投稿者:カレン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウォーショースキー・シリーズ第7作。
おなじみの近所の老人ミスタ・コントレーラスの、機械工時代の友人ミッチが殺された。どうも、昔の勤め先の工場をゆすっていた形跡がある。また、近所の犬好きの老女を助けたところから、ヴィクは弱者の無知を食い物にする銀行を調査し始める。
とにかく他人のトラブルを放っておけず、報酬が期待できないような事件でも、シカゴ中を走り回ってしまうヴィクだが、その過密スケジュールの合間に、実はちょくちょくロマンスの相手にも出会っている。
そうじ嫌いで、自宅の床一面に服をちらかしていたり、ブラをつけずに出て行って、コントレーラス老人を困惑させたりする日常から、つい忘れそうになってしまうが、実はこの人、金髪長身の、遠目からでもそれとわかるようなそうとうの美女なのだ。人を怒らせることにかけては天才的にするどい弁舌も、一筋縄ではいかない女性が好きな相手には、たまらない魅力だろう。
というわけで、当然ヴィクはもてる。今回はなんと、前から顔見知りだった、コンラッド・ローリングス部長刑事とロマンスが芽生える。白人と黒人、私立探偵と刑事と、障害だらけの2人の関係だが、むこうみずなV.I.の性格をよくわかって、それを補おうとするコンラッドこそまさにぴったり。
事件の関係とともに、目が離せない2人の関係だ。