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紙の本
タガの外れ具合が最高!
2001/07/20 18:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こじましゅういち - この投稿者のレビュー一覧を見る
木星で発見された結晶状生命体は、突如地球に対し攻撃を開始した。人類はかろうじて彼らを退けたが、被害は甚大だった。それから40年、報復艦隊が、彼らの本拠地と目されるアルタイルめざして出撃する。敵を殲滅せんがために…!
…のようなあらすじを見て、わたくしは「おおっ、これは実に『燃える』シチュエーション!読んでみたい!」などと思っていたのですね。これがほんの冒頭のさわりだけをまとめたあらすじとも知らず。一筋縄ではいかない作品だとは聞いていたんだけど。んで、最近ついに入手に成功したので、読んでみた次第。
ぶっ飛んでました。想像よりもはるかに。確かに冒頭は伝統的なスペオペみたいなものかな、と思っていたら、報復艦隊が出港するなり問題が持ち上がる。しかしここまでならまだ他にも同じような作品があるかもしれない。が、さらに追い討ちをかけるような事態が発生。ここらへんから話がどんどん取り留めのない方向へ走りはじめる。さらにまたひとつ、そしてさらにまたひとつ、そして最後に…。
ああ、具体的な説明ができないのがもどかしい。でも、例を引いて説明したらこの話の魅力も半減してしまうし。とにかく、この本は、今まで読んできた本の中でも、タガの外れ具合が群を抜いている。こればっかりは自分の目で確かめるが吉。おもろいつまらん以前に、展開のかっ飛び度合いに感じ入ること請け合いである。もう。嗚呼素晴らしき哉、ワイドスクリーン・バロック。とにかく、入手して損はないぞ!