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- カテゴリ:幼児 一般
- 発行年月:1997.7
- 出版社: 小学館
- サイズ:21×24cm/1冊
- 利用対象:幼児 一般
- ISBN:4-09-727223-3
紙の本
ぼくのおにいちゃん
「ぼくのお兄ちゃんって、なんでみんなのお兄ちゃんと違うのさ?」 重い障害をもつ兄の姿を、弟の目から語る写真絵本。初めて一人で座れた時、虫歯のこと、夢など日常のシーンを心温...
ぼくのおにいちゃん
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:21,563円(196pt)
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商品説明
「ぼくのお兄ちゃんって、なんでみんなのお兄ちゃんと違うのさ?」 重い障害をもつ兄の姿を、弟の目から語る写真絵本。初めて一人で座れた時、虫歯のこと、夢など日常のシーンを心温まるカメラワークで描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
星川 ひろ子
- 略歴
- 〈ひろ子〉1950年東京都生まれ。写真館を営む。著書に「ぼくたちのコンニャク先生」など。
〈治雄〉1947年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。現在、東京の杉並で写真館を経営。
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紙の本
弟の目線で語ったおにいちゃん。ひとそれぞれの持ち味、家族について考えさせられる、素敵な写真絵本
2008/11/01 14:54
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おとうとの目線で見た、おにいちゃんが写真で表現されています。
みんなのおにいちゃんと少しちがっているおにいちゃん。
ママとアルバムをみながら、おにいちゃんが赤ちゃんのころから今までを振り返っています。
おにいちゃんは、いつまでも体がくにゃくにゃしていて、ひとりで座れなかった。
それは、生まれる前から、頭の中にきずがあったから。
そんなことも、母と子(弟)の対話の中で、わかっていきます。
のんびりだけど、少しずつ 大きくなった ぼくのおにいちゃん。
お兄ちゃんの時計は、ゆっくり うごいているのかなぁ。(本文より)
弟がうまれたときのおにいちゃん(そのとき6才)の反応「ぼく」。
ブランコが大好きで、公園でブランコにのっているとずっと笑いっぱなしのおにいちゃんに女の子が、「この子、わらいぐすりのんだの?」と聞きにきた「わらいぐすり」。
ほとんどことばを話さないけれど、「ブ、ブ」「ネンネ」など家族に通じるまで何回も何回も言う、うちでいちばんおしゃべりなおにいちゃん「おしゃべり」。
ほかにも兄弟のエピソードや、おにいちゃんが迷子になったときのこと、夢に登場したおにいちゃん、パパやお医者さんのことばも出てきます。
ちょっと笑っちゃうエピソード、じぃんとくるエピソードが項目ごとに、とてもあたたかいことばで描かれています。
最後に、家族みんなでお揃いのセーターを着て、ジャンプしている記念写真。
これが、ものすご~~く素敵なんです!
あとがきで、この本の作者、星川ひろこさんの文を読んでいてはじめて、「おにいちゃん」が星川さんの長男と知りました。写真は、お父さんであり、カメラマンである星川治雄さんのものもあります。おふたりは、日本写真学園で出会ったとか。
この本を製作する過程、エピソードにもじ~んとしてしまいました。
文中で、パパがおとうとに語ることばが、とても素晴らしいのでご紹介します。
「人には それぞれ もち味っていうのが あってね、
みんな ちがう味がするんだよ」
それぞれの「もち味」を認めて、生かせることができれば、そこは誰にとっても居心地のいい場所となることでしょう。
この写真絵本は、小学1年生のおはなしタイムで読み聞かせをしました。
おもしろいエピソードにくすくすと笑いながらも、最後にある男の子が「おにいちゃんは、病気なのかなぁ」とつぶやきました。
考えさらせれる、とても素敵な絵本です。