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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.3
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社選書メチエ
  • サイズ:19cm/284p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-258178-7

紙の本

交易する人間 贈与と交換の人間学 (講談社選書メチエ)

著者 今村 仁司 (著)

自然と「交感」し、人と「交際」し、物を「交換」する人間。ポトラッチ、歓待、供犠…贈与体制の下での行為に潜む驚くべき叡知とは? 資本主義が破壊した文化制度を検証し、人間学に...

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交易する人間 贈与と交換の人間学 (講談社選書メチエ)

税込 1,870 17pt

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商品説明

自然と「交感」し、人と「交際」し、物を「交換」する人間。ポトラッチ、歓待、供犠…贈与体制の下での行為に潜む驚くべき叡知とは? 資本主義が破壊した文化制度を検証し、人間学に新地平を拓く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

今村 仁司

略歴
〈今村仁司〉1942年岐阜県生まれ。京都大学大学院経済研究科博士課程修了。現在、東京経済大学教授。専攻は社会思想史。著書に「フーコー」「近代の労働観」「近代の思想構造」ほかがある。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 3 (2件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

労働と霊性

2002/01/20 16:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今村氏の本を読んでいつも思うことだけれど、そこで提示される理論は少々できすぎている。氏の新刊に接するたびきまって知的興奮を覚えるのだが、それはひとときの熱気であって、読後の時間の経過とともにいずれは冷めていく。

 抽象度が足りないのだと思う。だから知的刺激を誘う読み物としては(少なくとも私にとって)最高の部類に入る書物なのに、私自身の経験の能力の核心部分には浸透していかない。これは決して批判の辞ではないし、抽象度の不足は本書の欠陥などではない。むしろその分、知的潮流への的確な目配りに支えられた豊富な素材と射程の広い創見がちりばめられていて、知的興奮が去った後、冷静に自前の思考を紡いでいく際の手引書として最適だ。

 本書の理論的骨格をなす命題は、たとえば「交易は交換不可能な物を交換の場に引きずりださなくては開始しない。交易不可能なものが交易を可能にするのである」(222頁)というパラドクスでもって示される。この謎を解く鍵は「原媒介」とでもいうべきものの介在である。

 《人と人との関係(相互行為または交易)は、必ず、神々と人間の関係によって媒介される。(略)人間たちは、人間だけで、社会関係を構築することが原理上できないのである。(略)人間関係のなかに「人間でないもの」が参加するときに、ようやく人間の相互関係が動きだす。「人間でないもの」が介入して「はじめて」、あるいはそれによる媒介と「同時に」、あるいは「その後で」、自分を人間であると称する存在たちがおもむろに互いに交渉しはじめるのである。》(144-5頁)

 こうした命題を支える今村氏の理論的構図そのものは、「労働と霊性の関係」という問いを踏まえて、たとえば次のように図式化されている。

 《してみると、霊的世界(アニマ的世界、生ける自然)のなかから、祈りを媒介にして、聖なるものと俗なるものとが分離される事態が理解されるだろう。こうして供犠と祈りは一体となり、霊的な世界のなかに、一時的に開口部をこじあけて、霊的効力を宙づりにして、霊的世界を一時的に事物化するのである。事物化した世界が俗なるもの、すなわち生業であり、他の部分が聖なるものである。そして聖なるものは、擬人化的な神話的思考によって、霊的力が実体化されて神々の住まう領域に縮減される。霊的世界を聖なるものに「縮減する」ときに、想像的な神話的思考が強く関与する。祈りのなかに宗教的儀式と神話が不可分にからみあっている所以である。この神話がなければ、祈りの生産力をもってしても聖なるもの、すなわち神々を結果として生産することはできないであろう。》(102頁)

 このいかにもアルカイックな様相を帯びた社会理論に出てくる「霊性」を自然に、「祈り」をテクノロジーに、「聖」と「俗」を言語化可能な「制度」と無意識的な「構造」という社会を成り立たせる二つの要素にそれぞれ置き換え、さらに「擬人化的」で「想像的な神話的思考」をマスメディアの思考様式にあてはめてみるならば、それはそのまま情報資本主義段階へ以降しつつある現代にも妥当するだろう。

 それは「マルクスの所有論的な歴史的考察の成果とモースによる贈与体制の論理と倫理への考察の成果」(273頁)に基づく「人間学的な普遍的構造」の把握に向けた、著者の現時点での到達を示している(付言すると、著者はエピローグで、「政治もまた社会的相互行為としての交易であるという事態」をめぐる著書を予告している。次なる知的興奮と速やかな冷却の読書体験を期待している)。

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2007/01/20 19:58

投稿元:ブクログ

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2013/04/10 21:14

投稿元:ブクログ

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2015/01/05 12:34

投稿元:ブクログ

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