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紙の本
氏神さま・春雨・耳学問 (講談社文芸文庫)
著者 木山 捷平 (著)
井伏鱒二の色紙にある“捷平はげん人(げんじん)なり”のように、つつしみ深く、含羞のある、飄々たるユーモアに遊ぶ精神。掘り返された土に陽があたる田園や、父母や妻子の風景を、...
氏神さま・春雨・耳学問 (講談社文芸文庫)
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商品説明
井伏鱒二の色紙にある“捷平はげん人(げんじん)なり”のように、つつしみ深く、含羞のある、飄々たるユーモアに遊ぶ精神。掘り返された土に陽があたる田園や、父母や妻子の風景を、いわば“魂の故郷”を、都市の文明に決して汚されぬ眼で、こよなく暖かく描き続けた、作家・木山捷平の自由なる詩心。正に“人生を短篇で読む”絶好の初・中期珠玉の飄々短篇集。【商品解説】
目次
- ●初恋
- ●子におくる手紙
- ●一昔
- 他
収録作品一覧
初恋 | 7-32 | |
---|---|---|
子におくる手紙 | 33-57 | |
一昔 | 58-70 |
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こういう最近人気のない作家の話を読むのも好きです
2019/01/18 22:44
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、本を読みだすようになってから知った作家だが、地元では作家の名前の付いた文学賞もあるという文豪なのだ。岡山の中学から、姫路師範、小学校教師とここまでは親が喜ぶ経歴だが、小説家になる夢は捨てきれず東京へ出て行ってしまったようだ。この短編集に載っている私小説はどれも「私はえらい小説家なのだぞ」という態度はおくびにも出さず、どの小説も「私のようなものが言うのもなんですが」という謙虚さが嫌味でなく染み渡る。修身の時間が好きだ、予習も復習もいらないからと身もふたもないことを自由に書きなぐれるこの作家はやはり大物だと思う