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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1998/12/10
  • 出版社: 角川書店
  • レーベル: 角川ホラー文庫
  • サイズ:15cm/392p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-04-197902-1

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文庫

紙の本

黒い家 (角川ホラー文庫)

著者 貴志 祐介 (著)

【日本ホラー小説大賞】【「TRC MARC」の商品解説】顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始...

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黒い家 (角川ホラー文庫)

税込 748 6pt

黒い家

税込 726 6pt

黒い家

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商品説明

【日本ホラー小説大賞】【「TRC MARC」の商品解説】

顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。第4回日本ホラー小説大賞受賞。【商品解説】

掲載中の特集

ホラー小説をテーマに10作品以上をラインナップしています。ほかにもhontoでは無料の本を集めた無料漫画特集無料男性コミックを展開しています。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店三宮駅前店

保険金をめぐる戦慄

ジュンク堂書店三宮駅前店さん

心理的な恐怖から始まり、次第に殺人鬼が襲ってくる恐怖へと、、、
思わず身震いしてしまいます。
また、物語に登場する様々な保険金犯罪を目の当たりにすると、主人公・若槻と共に、
‘‘生命保険とは何だろう?‘‘と考えさせられます。

H

みんなのレビュー993件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

怖いの一言に尽きる

2002/07/31 18:24

12人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:奥原 朝之 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 怖い。とっても怖かった。なによりも保険金のために両腕を切り落とすシーンが一番ぞっとした。指でなくて腕ですよ。腕。もうコップも持てないんですよ。こんな人間が本当にいるのか?と思ったら、実は存在するらしい。

 著者が保険会社勤務経験者のためにモラルハザードの背景とその実態がわかりやすく描かれている。中には保険金欲しさに指や腕を切り落とす人間が実際にいるのだ。しかも病院もがグルになって。中には借金を返済するためにやる者もいるらしい。

 しかし同じ指でも親指と小指とでは保険金に大きな差がある。小指程度であれば実生活に大きな不便は無いが、親指になると物を持つ時に苦労するので、親指の喪失に対する保険金支払額は大きい。

 本作品が刊行されてからモラルハザードをネタにした漫画や小説が数多く刊行されているが、本作品をこえる物はまだお目にかかっていない。

 読み進めていくと後半であっと驚くどんでん返しがある。これまた怖い。
 非常に怖いです。怖いの一言に尽きます。生きている人間が題材なので、実際に起こりうる話ですから。怖がりの人は読まない方が良いかも知れませんね。でも文句無しのお勧めです。

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紙の本

ヒューマン・ホラー

2002/07/14 19:05

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:scarecrow - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人間の暗黒面に焦点を当てた新感覚ホラー。
本書の裏表紙にはサスペンスと表記されているが、
これはもうホラーと言ってしまって差し支えないレベルだろう。
それほど怖いのである、幼児期〜思春期にかけて
これを読めば人間不信になれること請け合い。
と言うのは冗談にしても、そこらのB級、いやA級
であってもモンスター映画なんかより100倍怖い。
本当に怖いのは人間なんだと心底思える、まさにヒューマン・ホラーである。
敢えて内容には触れないが、これを読まずしてホラーファンを語ってはならない。

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紙の本

究極の、リアル。

2004/12/08 20:06

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:magnoria - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある日、顧客の菰田の家に呼び出された生命保険会社の若槻は、そこで子供の首吊り死体の第一発見者となってしまう。しかし、その家族の態度から他殺を確信した彼は独自調査に乗り出すが……。

ひたすら続く恐怖。
あまりにも丁寧に描かれた残酷な情景に、初めて読んだときは衝撃を受けたものです。作者本人が「ISOLA」でのデビュー以前は生命保険会社勤務だっただけあって、そのリアリティは秀逸。

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紙の本

眠れないくらい怖かった…

2002/05/17 15:08

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

舞台が京都なので、京都の地名もたくさん出てきます。私は京都に住んでいるので、読んでてそれだけで怖かった…。
それはともかく、この本を読むと、単なるホラーではないことは明白です。もちろんホラーとしても読ませてくれるのですが、人が殺人を犯すということを、生まれつきの要素として兼ね備えているなんていうことがあるのだろうか。この点にも重点が置かれているようです。
生まれつきの殺人鬼。そんな考えがあってはならない。人がそういう顛末をたどるまでには、何かしらそうさせた環境があるはずだ。そう実感しました。
鬼気迫る書きっぷりは読者を黒い家へといざないます。オススメです!

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紙の本

ページをめくる手もノンストップ

2000/12/17 21:14

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大鳥啓介 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本を読んだきっかけは単なる暇つぶしでしかなかった。それまでは本なんて対して面白いものだとは思っていなかった。しかしこれを読んでから活字の本も面白いもんだ、と考えを改めるようになった。
 ホラーといったら映画やビデオと思い込んでいて‘活字のホラーなんぞたいしたことあるかい’と、たかをくくっていた。ところがこれがなかなか怖かった。ホラー映画にありがちな怪物や化け物は出て来ないけれど、活字の場合はそのほうが怖いのかもしれない。
 それに初めて‘本をめくる手が止められない’といううれしい体験もした。まさにノンストップホラーというにふさわしい!
 

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電子書籍

本当に怖いです

2021/09/27 19:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る

これは不気味な怖さがありました。真のホラーというのはこういう作品を言うのでしょうか。人間の犯罪心理をテーマとしたかなり現実的に話ですが、問題は根深いです。一番怖かったのはサイコパスがどんどん増えていてそのうちにこの世界が侵食されるのではないか、という考えを知ったことです。サイコパスというのはかなり特殊な人間なのだろうという思いが私にもありましたが、もしかしたらみんな紙一重で、実は普通の人間でもいつのまにかサイコパスに簡単に変わるのでは、と思うと本当に恐怖です。この小説も前半はあまり怖くなかったのですが、終盤は本当にゾクゾクする怖さがありました。見事なホラーです。

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紙の本

ハラハラドキドキ

2021/04/28 18:18

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:火消しの大翔 - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んでいて貴志先生は人間を怖く書くのが上手だと感じました!ラスト数十ページの展開は本当に時間を忘れて読み進めてしまうほど引き込まれました!

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紙の本

傑作

2021/03/18 22:21

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ホラーというか、めちゃくちゃ怖い。その後現実に起こった事件を彷彿させる。
鬼気迫る犯人の姿、追われるシーンが文章だけでリアルに再現され、ゾッとする。
ホラーは意外と得意だけれど、これは心理的に追い詰められる怖さ。

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紙の本

相変わらずの怖さでした

2019/09/16 18:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:TeRuya - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わって一言、なんだこれは!!となりました。
面白すぎる!
またもや人間の恐怖を思い知らされたような感じですね。
内容は私的にはどストライクでした。大好きですこういう話。

前回読んだ天使の囀り同等一瞬で読み終わってしまいました。一気読みレベルです。

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電子書籍

1番怖いのは人間!最高に怖いホラー作品!

2018/12/01 18:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こば - この投稿者のレビュー一覧を見る

究極のリアル。幽霊も怪物も出てこないのに最高に怖い!!
あっという間に感情移入してしまう巧みな表現に、きっとあなたも『黒い家』に迷い込むはず!!
初めての貴志祐介作品にオススメの1作!

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紙の本

改めて

2017/06/03 09:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kohei - この投稿者のレビュー一覧を見る

中学生の頃に一度読み、衝撃を受けたものの、内容を忘れてしまったため、改めて読んだ。

内容もさることながら、文章も読みやすい構成になっており、引き込まれて一気に読んでしまった。

小説として、フィクションとしては楽しめたが、現実的に起こりうるものと考えたら、どうすればよいか、何ができるのか、予防はできるのか等考えてしまう。

非常に難しい問題であろうが。

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紙の本

期待通り

2017/02/27 12:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:babsan - この投稿者のレビュー一覧を見る

『新世界より』→『クリムゾンの迷宮』→『天使の囀り』と、評判に従って貴志祐介の本を読んできたが、やはりこの本も面白かった。
オカルトではなく、可能性は低いが現実に起こりうる恐さを描くのが、彼の持ち味だと思う。

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電子書籍

怖い

2016/06/21 02:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コルダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

生きている人間が一番怖い、を肌で感じられる最高峰のホラー作品だと思います。ラストシーンでは先を読むのが恐ろしくて躊躇したほどの臨場感でした

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紙の本

怖すぎました

2016/04/23 16:45

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うな - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかく怖すぎました。読んでいるうちに映像で見ているかのように恐くなりました。人間の欲や業が霊なんかよりも一番怖いと実感しました。

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電子書籍

あっという間

2015/12/20 23:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みずたま - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初からどんどん引き込まれていく内容で、あっという間に読んでしまいました。
描写が想像力を掻き立てるシーンが多く(少しグロい部分もある)、とても読みごたえがあり、おもしろかったです。

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