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紙の本
飛ぶ教室 完訳版 (偕成社文庫)
著者 エーリヒ・ケストナー (作),若松 宣子 (訳),フジモト マサル (絵)
ギムナジウムの寄宿舎で、個性あふれる少年たちと先生が織りなす心あたたまる物語。ドイツの国民的作家ケストナーの代表作の新訳。【「TRC MARC」の商品解説】
飛ぶ教室 完訳版 (偕成社文庫)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:15,840円(144pt)
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紙の本
大人になっても新鮮に読める名作
2017/09/26 09:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
長年読みたいと思っていた。どうせなら大好きなフジモトマサルさんのイラストのものを!と入手して暫し積む。やっと読んでみました。色々な本を読んできて、最近ちょっと「読書スランプ」気味かなあと思っていた中(加齢により感動中枢が鈍くなってしまったのか自分の読書ハードルも上がったのか激しく感動するものと出会い難くなってきているような)しみじみ読めて良かった…と手にしたハンカチをギュッと握る心持。淡々と紡がれる言葉の底に流れる得も言われぬあたたか味。人生は一筋縄ではいかないけど腐ってはいけない。ケストナーってすごい!
紙の本
「星の王子さま」にも通ずる、子供向けのように書かれたが大人が感じるところの多い本。変に子供向け
2007/03/09 12:05
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリスマス直前のドイツの寄宿学校を舞台に描かれる個性的な少年と先生の心温まる物語。ケストナーの代表作といわれる作品である。
子どもにもわかって欲しいけれど、大人がまずわからなければいけない、そんなものが詰っているお話。子供向けのように書かれた本だけれど、大人の方が面白く感じるところが多い本かもしれない、なんとなく「星の王子さま」にも通ずる感覚である。
ケストナーの作品は学校の推薦図書になっていたりして、子供の頃に読んでいるはずなのだが印象が薄かった。「飛ぶ教室」にしても、学校どうしのけんかの場面やいたずらの場面は思い出せても、題名がお話中にでてくるクリスマスの劇の題名だったことまで忘れていた。「完訳版」と書いてある本書を目にして、大人になってもう一度読んでみたらどうなんだろう、と思ったら結構「大人として」面白かった。
「子どもとおとなのための偕成社文庫」というシリーズなので、あまり子供向けの言葉などにしていないのも読みやすい理由だと思う。テンポもよく、気持ちよく読める優れた翻訳である。これより少し遅れてでた光文社古典新訳文庫訳もよいが、個人的にはこちらの方が言葉が自然で、好みである。表紙や挿絵が「子供向け」なので、大人が堂々と読むには文庫版の方がよみやすいかもしれない。
子供同士の友情や気遣い、寄宿舎の先生の暖かく見守る姿勢、おさえたユーモア。こんな友人や先生に囲まれていたら確かによいだろうと思う。でも、学校どうしのけんか、それを止めない大人の友人。よってたかって教室に篭で吊るされる少年。。。今の子ども達に同様の行動を望むことは難しいだろう。弱い少年を篭に入れて吊るしても、この話の少年たちにはこれが「いじめ」にならなかったのはなぜか、をいっしょに考えることが何かになるかもしれない。お話ではこのとき、先生は軽くいなして「どんな迷惑行為も、それをやった者にだけ責任があるのではなく、それを止めなかった者にも責任がある」と書き取りをさせるのであるが、現代の学校ならばどうなのだろうか。読んでみてください。