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村上春樹がわかる。 (アエラムック)
日本で最も読まれている作家、村上春樹。小説、エッセー、翻訳、ノンフィクション、紀行文…。さまざまなジャンルに広がる深い森のようなハルキ・ワールドを探検し、その魅力の全体像...
村上春樹がわかる。 (アエラムック)
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商品説明
日本で最も読まれている作家、村上春樹。小説、エッセー、翻訳、ノンフィクション、紀行文…。さまざまなジャンルに広がる深い森のようなハルキ・ワールドを探検し、その魅力の全体像に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
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村上春樹に関することならどんなことでも知りたい、村上世界にどっぷりとつかっていたい人へ
2002/03/10 10:53
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投稿者:カレン - この投稿者のレビュー一覧を見る
各村上作品について評論家が論じる章と、世界中で村上春樹がどのようにとらえられているかを紹介する章、メタファーや動物、音楽などを拾い上げて事典風にした最終章からなる。
本を読むという行為は、非常に個人的なので、読みたい本を読みたいように読んで、満足していればいい、と思う。井戸が実際は何を象徴していようが、スプートニクのすみれが、本当に帰ってきたのかどうかも、それぞれみんな好きなように解釈すればいい。しかし、それだけでは満足できず、他の人はどうとっているのか知りたい人もいるだろう。こういう解説本は、そういった人のためにある。
全作品リスト、年表などもついてきて、資料として使うこともできる。また、村上春樹が、他の国ではどう評されているのかなどは、普段なかなか知ることができないので、興味深い。アメリカでは、NYタイムズの書評によく顔を出していたり、大きな書店ではだいたい見つけることができることから、知る人ぞしる作家だと思われるが、本書で、フランスでは「ねじまき鳥」でやっと認められたが、それまでは軽薄な流行作家としてあまり良くとられていなかったことや、韓国では「春樹現象」と呼ぶべきブームとなっていて、国産の類似作家もでてきているほどの人気ぶりだということがわかる。
我こそはというマニアの方々は、巻末の各作品からの抜き出しを、出典を隠してトリビアクイズにして、どのくらいオリジナルを当てられるか試してみても良い。