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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.10
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波新書 新赤版
  • サイズ:18cm/222,10p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-430810-0
新書

紙の本

国際マグロ裁判 (岩波新書 新赤版)

著者 小松 正之 (著),遠藤 久 (著)

国際マグロ裁判 (岩波新書 新赤版)

税込 814 7pt

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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.9

評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

「魚を食わずに豪州の肉を食え」ということなのか

2023/12/01 14:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ビキニ環礁での「第五福竜丸」の歴被爆によって日本がマグロ漁場を捜さなければならない事態になったことは全く知らなかった、またクジラのこともそうだけど豪州が日本の漁業にクレームばかりつけるのは、「魚を食わずに豪州の肉を食え」ということなのか

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紙の本

国際交渉とはかくも大変なものなのか

2010/03/15 20:36

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 このところクロマグロをめぐる議論がにぎやかだ。大西洋・地中海のクロマグロが減少しつつあるため、取引を規制すべきかどうかで、国際的な議論になっている。

 本書は、ミナミマグロに関する国際訴訟を詳述している。ミナミマグロは、オーストラリアやニュージーランド近海で漁獲される高級マグロだ。日本と豪州、NZの3カ国のつばぜり合いがすさまじい。

 最近のクロマグロをめぐる動きに先行して、こういう事例があったのを知らなかった。日本は延縄漁業で、比較的大型のミナミマグロを獲る。一方、豪州などは小型のミナミマグロを巻き網漁業で獲る。小型のミナミマグロを獲るのは、資源の回復に与えるダメージがより大きなものとなる。

 ミナミマグロの資源状況がよくないとの認識は60年代からあったと言うから驚きだ。そして、日本は自主的に漁獲を規制したりして、資源の回復措置をとっていた。このことは専門機関からも評価されていたのだそうだ。

 しかし、豪州やNZは、調査がなされていない海域にはミナミマグロは存在しないという不合理な考えに立つなど、日本とは折り合わない。日本が南半球の海域でミナミマグロを獲るには、豪州の200海里内での操業や寄港が必要なため、いろいろ譲歩したり、苦心惨憺しながら交渉を運ぶ。豪州は200海里や日本船の寄港を「人質」にとりながら交渉を進める。

 日本はしまいには、豪州の200海里内での操業を放棄することで、交渉時の立場を確保しよう図る。「人質」をとられていては、いつまでたっても不利だからだ。ここまでやらないといけないのか・・・。

 こうした細かな駆け引きは、実にややこしい話だ。

 豪州・NZに起こされた最初の裁判である国際海洋法裁判所では、思いがけず日本が敗訴する。しかし、次の本裁判である国連海洋法仲裁裁判所には、準備万端で臨み、勝訴を収める。こうしたことが90年代後半から2000年8月にかけて起きていた。

 しかも、国際法廷に提訴されるというのは、戦後の日本にとって初めての経験だったという。著者は水産庁の立場で交渉にあたった。この訴訟には、外務省や国内外の法学者も関わって、かなりの大事だったようだ。

 うーん、国際交渉というのは、さまざまな思惑がうごめいていて、一筋縄ではいかない。利益が相反する立場の者が合意に達するというのは、こんなにもむずかしいのかと考えさせられた。米国の弁護士を雇用するなど、多大な労力と経費を費やしている。

 なかなかこういう国際交渉の実際の場面を知ることは少なく、本書は当事者による貴重な記録となっている。外交とは生やさしいものではないのだなと痛感した。

 ミナミマグロをめぐるこの国際訴訟は、このところの大西洋・地中海クロマグロをめぐる交渉に活かされているのだろうか。

 ともあれ、ミナミマグロの訴訟が結審したあと、日本は豪州・NZと和解して、執筆時点(2002年)では良好な関係になったとある。最後に来て、少しほっとした。著者自身が「雨降って地固まる」と表現している。

 駆け引き自体が目的になるのではなく、みんなが幸せになる方向で、交渉ごとが進むような世界になってほしいものである。

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