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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.3
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波新書 新赤版
  • サイズ:18cm/225p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-430720-1
新書

紙の本

友情の文学誌 (岩波新書 新赤版)

著者 高橋 英夫 (著)

友情の文学誌 (岩波新書 新赤版)

税込 814 7pt

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.2

評価内訳

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紙の本

文学者の「友情」

2001/03/26 19:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:メル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本で扱う「友情」は、主として文学における「友情」である。人の交わりがあるところには、おそらく友情が生じることになろう。それは、人の数だけ種類があり、その普遍性を抽出するのは難しい。一般の友情は、そうだがしかし文学においてはどうだろうか。「友情」がモチーフとなった文学は確実に存在している。文学の中において「友情」とはいかなるものであるのか。この本の主題はそこにある。
 具体的に「友情」の諸相を見てみよう。この本では、日本の近代作家の「友情」がいくつか(例、森鴎外と賀古鶴所、芥川龍之介の周辺、白樺派、白洲正子、吉田健一など)とりあげられ、考察されている。例えば、夏目漱石と正岡子規の「友情」を見ていこう。
 漱石と子規はともに慶応三年(1867年)生まれ。そして明治十七年(1884年)に大学予備門(後の旧制一高)に入学する。
 しかしながら、この二人は入学してすぐに仲良くなったわけではないようだ。二人が親密になるまでには五年ほど掛かっているようなのである。それは、漱石が明治二十二年に書いた『木屑録』という紀行文を評した子規の文章から伺える。それによると、子規が漱石と親しくなったのは明治二十二年の一月のことだという。
 漱石と子規の友情は、密接な関係がありながらも、同時に緊張感をもった距離も併せ持っていた。このような友情は、やがて漱石によって、文学として昇華する。
 著者は、文学における「友情」には、段階があるという。一つには、「近さ」「密接さ」つまり「同質性」による友情だ。たとえば、同じ学校で同じ寮で勉強をする。そして同じ趣味趣向、志や夢を持つことで、一気に燃え上がる「友情」がある。
 一方、これとは逆に「遠さ」「隔たり」つまり「異質性」によっても「友情」は生じるとも言う。
 この本で取り上げられているのは、主として、男性作家の間の友情だ。しかしながら、友情は、男性のみならず、女性の間にもある。そして、同性の間の友情だけでなく、異性の間の友情はどうなのか。そういう問題もまだ残されたままだ。従って、これから「友情」の文化史、精神史といった研究は、おもしろいテーマになると言えるだろう。

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紙の本

2001/04/08朝刊

2001/04/13 18:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 現代の文学作品に恋人や愛人は頻繁に登場しても、友人の影は薄い。文学史を振り返ると「友」は繰り返し登場するのに、なぜ今の文学者は友人を描かなくなったのか。こんな思いから、明治以降の近代文学者の友人関係や作品中の友情論をたどり、友情が文学者の精神形成に与えた影響と、それが文学作品へと結晶化していく風景を見つめた。
 一口に友情といっても、師弟関係に近いもの、同性愛的な情念など、その形は様々だ。例えば、同い年の正岡子規と夏目漱石の場合、子規は漱石を「畏友(いゆう)」と呼んで、他の友人とは別格に位置づけた。子規の思いは激しさを増し、森鴎外の作品をほめた漱石に怒りを表すに至る。二人の友情とその周辺の交遊関係を基に、「吾輩は猫である」に描かれる人間模様が生み出されたと著者は見る。
 一方、鴎外と賀古鶴所との友情は成熟した「文語体の友情」だった。賀古は鴎外より七歳年上。賀古が筆録した鴎外の遺言状の「森林太郎トシテ死セント欲ス」は鴎外の思想を表す言葉として有名だ。著者は、この遺言状を二人の友情が生みだした傑作という。鴎外が死に臨んで語った言葉を、賀古が文章にまで引き上げたと考えるからだ。
 さらに、明治の第一世代の弟子であることを通じて友情を深めた芥川龍之介とその周辺、逆に師をもたない志賀直哉ら白樺派の文学者へと、友情をたどる旅は続く。文学と友情が結びつく重要な局面を振り返ることで、文学者の生き様が浮かび上がってくる。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001

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2007/07/11 02:55

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2011/05/16 06:54

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2011/12/16 23:12

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2018/03/13 00:56

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