紙の本
日本社会にも組み込めそうな新シエスタの提案
2001/06/29 22:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鈴木クニエ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルのおかげか、この本を読んでいる間、普段にもましてぐっすり眠れた気がする。「気持ちよく眠りたい」という願望がそうさせたのか、本書につまった古今東西の多くのデータがそうさせたのかは、あまり考えないでおこう。
いろいろなデータをもとに説明されると、睡眠が人にとっていかに重要か改めて感じる。現代日本社会のような「便利で効率的な生活」の背景には、睡眠のリズムを犠牲にした側面があった。眠りが難しい時代に、少しでもよい睡眠をとるにはどうしたらいいのか、本書から手がかりを得られる人も多いだろう。
ぜひ普及してほしいのが、著者の提案する新シエスタ。日本で2時間のシエスタは無理だ。でも午後2時頃に30分休憩できれば、「10分でおやつ、残り20分間昼寝」という日本式シエスタも可能だろう。眠気による事故、失敗は少なくない。午後の眠い時間、目をこするのではなく、短い昼寝こそ有効だと思うのだけれど。
<目次>
はじめに
1 眠りのメカニズム
2 眠りにはリズムがある
3 眠りには個人差がある
4 リズムが乱れると
5 サバイバル睡眠法
6 昼寝の効用
7 睡眠環境を工夫する
8 世代別改善ポイント
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睡眠について学術的な裏付けを含めて書いてある本。実践的な内容は少ないので流行りではないと思うけど、こういう本は結構好き。
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元々、8時間くらいの睡眠をとっていた私。
最近はやることが多く、少しずつ睡眠を減らしている。
だから、どうやれば少ない睡眠を効率よく、すなわち、眠りの質を上げるか、について知りたかった。
この本は、眠りについての解説はくわしく書かれているが、ではどうしたらよいのか?については、特別なことは書かれていない。
まぁ、強いて言えば、お昼寝を取ることくらいだろうか。
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線を引いているわけではないので確認しようもないのだが、すぐに思い出せる範囲で印象に残っている項目を列挙。
以下、「メモ」的なもの。
・睡眠中にもきちんと見張り番メカニズムは働いている。
・あまり早く寝ようとすると睡眠潜時が長くなる。だから睡眠位相前進を目標にするなら、寝る時間はいつもと同じごろにしておき、少し朝早く起きる。そうして次の日はいつもより早く眠たくなるはずだから早めに寝る。こうして起床時間を早くする。
ただし、個人差が激しいですし、旅行による時差ぼけなどの場合もあるでしょうし、実際にはそれこそケースバイケースである。(といっておけば無難。)
・近年は大人が飲む飲み物を子どもが飲むようになっているとして、コーヒーやコーラのような飲料水を挙げているが、同時にココアも入っている。ココアが大人の飲み物というイメージはないのですが。
コーヒーや紅茶はカフェインが入っているから寝つきを悪くする、ココアも、ということでしょうが、ココアは気分を落ち着かせるから寝つきを良くすると聞いたことがある様に思う。確か電子辞書に入っていた辞典(食の医学館高なんかだったように思うが)にそう書いてあったような。面倒なので未確認。
・紅茶に含まれるタンニンはミルクで無毒化できるそうです。
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・お風呂に入った後体温が下がると眠くなる。
・入眠の工夫はリラックスすること
・音は静かにする
・光は遮断する
・頭を冷やす・足を冷やす
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半分以上が、眠りというものの構造についての説明であり、題名通りの作品ではないとは思うが、それでも勉強になった。睡眠というシステムに若干近づけたような気がした。昼寝はいいね。
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睡眠の質最優先の生活には出来そうにないけど、参考にしようと思うことがたくさんありまして。
レム睡眠のレムが何の略だったかっていうのが一番の驚きだった。。
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医学の素人には、多少難解な部分あり。
本書については、最初から最後まで読破しようと意気込むのではなく、自分にとって有用そうな情報を抽出して読むのが適切であろう。
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睡眠についてデータをもとに、専門的に書かれている
少し専門性が高かったため、自分が期待していたような
睡眠をよくするにはどうしたらいいのかがよくわからなかった。
睡眠のメカニズムを知るにはいい本だと思う。
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睡眠の基礎知識、わかっている科学的データを紹介。睡眠に関する迷信や思い込みにメスを入れている。
一番知りたい、どうすればぐっすり眠れるか、寝つけるか、起きれるか、睡眠時間を減らせるか、という疑問には一応答えてくれている。
とにかく強くこの時間に起きるという決意と強い動機づけが効果的。実践中。
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眠ることは大好きです。でも書いてあることは難しいこともあり、読んでいて眠くなってしまった。でも結構好きな本。
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実験結果をいっぱい引用するのはいいんだけど、サンプル数少ないのに結論を断定するとか、考察が浅はか。実験の説明もわかりにくい。
おやつの語源が八つ時
眼球が左右に動く現象をRapid Eyes Movement (REM)という
小刻みな睡眠が効率がいい。が、短期間しか続かない。
ベッドの幅は90cm以上
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昼寝かカフェインかで昼の眠気に対処、昼寝の方がお薦めみたい。個人的には昼寝は苦手。カフェインは夕方以降とると寝付きに影響するみたい。
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20100705
レム睡眠はまぶたの上からでも動きが確認できる
眠気のサイクルは4時、14時、10時の順に眠気のピークがある
逆に寝れないのは19時。
寝てないと自分の成果に対して、不当に低く思い込む
もうじき寝れることがわかっていると対照群に比べ成果も上がる
睡眠時間は平均7〜8時間をはずれると死亡率が上がる
マイクロスリープ
2時間睡眠では、仮眠から夜間睡眠までの短くなるほど、夜間の深い睡眠時間が減少する
12時の昼寝は14時の昼寝にくらべると、行動的な覚醒や実際の作業成績にははっきりした改善効果はない。しかし、眠気軽減と気持ちの良い活動と精神的なプラス効果はある。
あごを動かし奥歯を噛み締めると脳の覚醒を高める。
あくびも脳顔面頭蓋反応といって、顔の筋肉をこわばらせることによって脳を覚醒させる。
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睡眠について知りたくて読書。
30代になると朝型になる人が増える傾向にあるらしい。そう考えると今の生活スタイルは自然なのかもと思った。
枕と昼寝の活用について考えてみようと思った。
読書時間:約50分