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第1回怪談大賞
選考結果発表(1/5頁)
夏と言えば怖い話。今年も、『新耳袋 8』をはじめとして怪談関連本が続々と刊行されています。
ビーケーワンでは、読んでいるだけでは飽き足らない、自分で書いてみたい! という読者のみなさんから、怪談を募集しました。 選考には作家の福澤徹三さんをお迎えし、<怪奇幻想ブックストア>店長の東雅夫とともに作品を読んでいただきました。記念すべき第1回ビーケーワン怪談大賞はどんな作品が、どんな理由で選ばれたのか。お楽しみください。
大賞
『見上げる二人』(朝宮運河さん)
優秀賞
『(タイトルなし)』(佐々木土下座衛門さん)
『夜寒のあやかし』(よっちゃんさん)
佳作
『お陀仏したらな』(カオパパさん)
『蟹』(アラキさん)
『(タイトルなし)』(SYUさん)
『蝉の祠』(がくしさん)
『(タイトルなし)』(ねとさん)

◎応募作全体の傾向

 ビーケーワン怪談大賞は今回が第1回目、初の試みなんですが、応募作品全体を通して、お感じになったことはありますか?

福澤 けっこうたくさんの応募をいただいたなあ、とまず思いましたね。それと、ぼくがいうのもおこがましいんですが、水準が高いと感じました。応募作の多くが一般の方が書かれる、ちょっとした怖い話というレベルではない。典型的な実話怪談はもちろん、明確に創作として書かれた作品もありますが、いずれも水準以上ではないでしょうか。
 私は「ダ・ヴィンチ」の怪談之怪でも、似たような企画に加わっているんですが、応募数はともかく、水準の点では遜色ないと思いましたね。応募作の傾向で、何かお気づきになったことはありますか。

福澤 みなさん、怪談本をよく読まれているんじゃないかなと思います。あまり怪談を読まれていない方が書くと、どうしても話し言葉で書くということになると思うんですが、応募作品を読むと、余計な装飾をそいで書いていたり、怪異の描写に意識的な方が多かった。おそらく、日頃から興味を持って怪談をお読みになっている方が多いんじゃないでしょうか。

 怪談実話を生活綴り方みたいに(笑)のんべんだらりと書くのではなく、読み手に与える効果をちゃんと意識しながら書いている。おそらく『新耳袋』シリーズや福澤さんの『怪を訊く日々』を読んで、怪談をいかに巧く書くか、語るかという共通認識が生まれてきているのかもしれませんね。

第2回怪談大賞
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