bk1。オンライン書店ビーケーワン。1500円以上で国内送料無料。最速24時間以内出荷。首都圏へは最速注文当日お届け。カード払いのほかコンビニ後払いあり。  
オンライン書店ビーケーワン
トップ 本 雑誌 音楽 TV&映画
  検索のヒント
ヘルプ Myビーケーワン 買い物カゴ
10,000円以上(税抜)購入でもれなくプレゼント!

トップ > 第7回ビーケーワン怪談大賞 選考会議レポート


第7回ビーケーワン怪談大賞
今回で7回目を迎えたビーケーワン怪談大賞。『てのひら怪談』シリーズの母体となる公募賞としても認知度がアップしてきました。今回、ご応募いただいた作品数は661編。作品は粒ぞろい。甲乙つけがたい出来に、選考委員の方々は選考に頭を悩ませていらっしゃいました。今年も選考会レポートをお楽しみ下さい。
<選考委員>
福澤徹三(作家)/加門七海 (作家)/東 雅夫 (「幻妖ブックブログ」主宰、怪談専門誌「幽」編集長、アンソロジスト)
選考結果発表(1/5頁)
大賞
『美醜記』(岩里藁人さん)
優秀賞
『本家の欄間』(沙木とも子さん)
『水晶橋ビルヂング』(仲町六絵さん)
佳作
『でいだら』(石居椎さん)
『祟りちゃん』(影山影司さん)
『波動』(烏本拓さん)
『球体関節リナちゃん』(君島慧是さん)
『ぼくと新しい神さま』(国木映雪さん)
『おまもり』(黒木あるじさん)
『梨園のマネキン』(紺詠志さん)
『山羊の足』(葉越 晶さん)
『さらばマトリョーシカ』(ヒモロギヒロシさん)
『蛾』(我妻俊樹さん)
愉しませてもらいました賞
『冥福を祈る』(小瀬朧さん):加門七海・選
『柿をとる人』(小島モハさん):福澤徹三・選
『東の眠らない国』(白縫いさやさん):東雅夫・選
文・写真=タカザワケンジ

★怪談を意識した作品が集まった

 今年の全体の印象はいかがでしたか?

福澤 全体におとなしめの印象でしたが、作品の力量差は大きかったと思います。上位は実力が拮抗していて大接戦でした。候補を選んだいまでも迷うところがあります。

 たしかに総じてレベルは高いんですが、大賞候補が決まらない。悩みました。

福澤 これ1本で決まりだという作品はなかったですね。

加門 同意見です。上位レベルは高いんですが、前回までのように、「絶対にこれを推したい」というものがなかったですね。

 投稿できるのが3作品までということで、皆さん堅実路線というか、あえて冒険をしていないというのか。なにも3篇だからといって守りに入らなくても(笑)いいと思うんですが……。

福澤 50選に入っておけばいいか、みたいな感じもありますね。聞き書き形式の作品がわずかしかなかったのもさびしいです。

 まあ、聞き書きは大変ですよね。ふだんの生活環境とか、対人面での資質の問題とか、アマチュアにとってはハードルが高いのかも。

福澤 取材で人と会うのが苦手という方もいそうですね。

 そうですね。ネットばっかりやってるとかね(笑)。

加門 前回の選考会で、私、「怪談以外の作品は選ばない」と言ったじゃないですか。

 加門さんの直言は効果があったと思います。前回までと比べて、怪談的なもの、あるいは「怖さ」ということを意識した作品は増えたと思いますね。

加門 ええ、それは感じたので嬉しかったです。けど、出来はいいのに怪談じゃない、という人もあいかわらず多かった。掌編としてレベルは高いけど、怪談じゃないから選べないな、と。正直、惜しい気持ちがしましたよ。いや、もちろん今後も怪談以外は選びませんけどね(笑)。
 それと、句読点も文章の一部だということをわかっていない人が、意外と多い。800字という制限があるからかもしれませんが、句読点もちゃんと打とうよ! 読みづらいから、行替えもしようよ! そういうバランスも、文章表現の一部だとわかってほしいですね。

福澤 自分が好きなものを書いて投稿するのはいいんですが、人に作品を読ませたいのなら、読ませる工夫が必要ですね。毎回おなじことを言っていますが、擬古文なら擬古文で書く必然性が欲しい。

 そうですね、擬古文系と、それから七五調で書かれた作品もありましたが、どちらも傾向が似ているというか、形式優先で肝心の内容、特に怪談としてのオリジナリティに欠けるきらいがありました。

福澤 擬古文の場合、文体でそれらしく見えるんですが、時代性を取り除くと、大して内容がないものが多いんです。

加門 擬古文が悪いとは言いません。要はそれが作品にとって効果的であればいいんですが。

 同じ内容を、擬古文ではない普通の文章で一度書いて、虚心坦懐に読んでみるといいと思いますね。そうすれば怪談文芸として、どこが弱いのか、足りないのか、見えてくるのでは?

加門 また擬古文に限らず、今回、無駄な文章が多いなと感じたんです。たった、800字なのに一文、またはこの数行いらないんじゃないか、という作品が目につきました。句読点を惜しむ前に、文章をもっと研いでほしいですね。



第7回怪談大賞選考会議トップへ

次のページへ

てのひら怪談  己丑
てのひら怪談
己丑
¥567
幽  vol.011

第11号

¥1,640
怪談実話系  2
怪談実話系 2

¥620
怪のはなし
怪のはなし

¥1,470
黒い百物語 幽BOOKS
黒い百物語
幽BOOKS

¥1,470
怪談文芸ハンドブック
怪談文芸ハンドブック

¥1,565

第5回怪談大賞選考会議 第6回怪談大賞選考会議 加門七海インタビュー 福澤徹三インタビュー
第1回怪談大賞選考会議 第2回怪談大賞選考会議 第3回怪談大賞選考会議 第4回怪談大賞選考会議
第7回ビーケーワン怪談大賞ブログ 東雅夫の幻妖ブックブログ


お問い合わせ会社案内利用規約個人情報保護方針お困りの方
著者・出版社の皆さまへ ↑このページのトップへ

Copyright(C)2000 bk1 All Rights Reserved.